2007年01月24日

卵子を凍結して将来出産 卵子バンクに救われる女性

<1月22日(月)放送>

「卵子バンク」という言葉をご存じでしょうか。

結婚前の女性が自分の卵子を取り出して
一時的に凍結保存する。
そして将来、伴侶の男性とめぐりあったあと、
保存していた卵子で体外受精して
自分のおなかに戻すという技術です。

2007年1月22日、この「卵子バンク」が
日本産科婦人科学会の承認を受け全国9か所に
設置されることになりました。
ただし、これは女性だれでも利用できるものではありません。

白血病や悪性リンパ腫などの患者に限定して承認されました。
というのも抗がん剤治療を受けると副作用で、
子どもが産めなくなる可能性が高いからです。
このため、治療前に卵子を採取し「卵子バンク」に
凍結保存するわけです。

この卵子バンクにチャレンジするある22歳の女性を取材しました。

北朝鮮ブローカーが密売 「白い塊」の正体…記者が解明

<1月16日(火)放送>

中国との国境地帯、ここで違法薬物の密売を取材中、
北朝鮮のブローカーがこちらの「白い塊」を密売している
様子をカメラがとらえました。
この「白い塊」の正体は何なのでしょうか。
そして、どこで作られたものなのでしょうか。

取材班が「ある試薬」を使ってこの「白い塊」の正体を解明しました。


シリーズ盗聴汚染(1) 市役所が盗聴されていた!

<1月8日(月)放送>

年間40万個も販売されているという盗聴器。
盗聴器は種類も数多く、誰でも簡単に手に入れることが出来ます。
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盗聴調査12年のエキスパート、TRS代表の酒井賢一氏とともに、
我々は盗聴の実態を調べるべく取材を行いました。

盗聴電波をキャッチしたのは東京・小平。
受信機からは父親を呼ぶ子供の声が聞こえてきました。
そして盗聴器が仕掛けられていたのは、
市政を司る小平市役所の2階、児童課付近と判明しました。
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我々は直ぐさま市に盗聴被害の事実を伝えることに。

「この役所から、それもこのフロアーから盗聴電波が出ている…」

市の職員は盗聴という聴きなれない言葉に動揺していました。
職員の依頼で酒井氏が、盗聴器の特定に取り掛かる。
盗聴器を発見するための受信機は、
職員の事務机付近で受信機が強い反応を示した。

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仕掛けられていたのは、三叉のコンセトタップ式盗聴器。
しかし、誰がいつの間に仕掛けたのか、誰も分からない。
発見された盗聴器はおよそ300メートル先まで電波を飛ばすことが可能。
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内蔵された小型マイクは周囲5メートルの音を拾うという。
児童課では子育ての相談や、育児手当の手続きも行う。
個人情報やプライバシーに関わる業務も行われていたはずだが…。

発見の翌日、小平市役所は警察に被害届を提出。
「今後はセキュリティー対策の確保や向上に努める」としている。
そもそも、盗聴を法律で取り締まることは出来ないのか、弁護士に話を聞いた。

弁護士
「盗聴そのものを正面から処罰する法律はありません」
「盗聴器を他人の住居の中に仕掛けるという場合には
住居侵入・建造物侵入罪が成立する場合があります」

まさに野放しの盗聴。しかし、これは氷山の一角なのかもしれない…

(※今回の特集の動画はありません)

シリーズ盗聴汚染(2) 自衛隊官舎も狙われていた…

<1月9日(火)放送>

盗聴の実態を取材していた私たちは、
市役所に仕掛けられた盗聴器を発見した。
しかし、こうした盗聴に今、新たな脅威が浮上しているという。
取材を続けるうちに、またもや盗聴電波を発見した。
発信源は高い塀に囲まれた白い建物、
一見するとアパートにようにも見える。
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地図で現在地を確認すると、防衛庁と自衛隊の文字。
発信源の白い建物は陸上自衛隊三宿駐屯地の敷地にあった。
午後5時半。受信機に新たな反応があった。
聞こえてきたのは男たちの会話。
さらに、奇妙な音を捉えた。

ノイズ「ラッパの音」

盗聴器は男たちの会話、テレビの音声、
そして、室内に設置されたスピーカーの音をとらえ、
その電波を室外に向け発信していた。
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果たして、白い建物は何の為の施設なのか?
現役自衛官から話を聞くことが出来た。

自衛官
「毎日のように(ラッパの音を聞いています)」
「1日の流れでラッパがそれぞれあるのですが、
これは食事のラッパです」

謎のラッパの正体は食事の時間を知らせる
陸上自衛隊固有の合図だった。
さらに、あの白い建物について訪ねると、
盗聴電波の発信源とされる白い建物は、
通称、第四隊舎と呼ばれ、三宿駐屯地に派遣された
地方隊員の為の宿泊施設であることが判った。
私たちは盗聴の事実を陸上自衛隊に伝えることにした。

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記者
「盗聴電波がこの中から漏れているのですが…」
隊員
「盗聴電波?」

やがて対応に現れたのは施設を管理する総務課課長。
俄には信じがたいという表情の総務課課長。
私たちは盗聴器の撤去を勧めた…。

「盗聴器は周波数を合わせれば誰でも聞けてしまう」
「情報が全て誰でも聞くことができる状態になっていますから」

あの日、総務課長はとりあわなかったが、
私たちの警告から程なくして、第四隊舎の盗聴電波は停まった。
後日、改めて防衛庁に取材を申し込んだが、取材拒否。
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セキュリティー上の理由から取材には一切応じられないという。
果たして、誰が何の目的で盗聴器を仕掛けたのか?
全ては闇の中だ。

(※今回の特集の動画はありません)

シリーズ盗聴汚染(3) 霞ヶ関の官庁街で電話が筒抜け驚きの実態

<1月10日(水)放送>

あなたは知っているだろうか?
今や日本は“盗聴天国”という現実を。
狙われたのは市役所、陸上自衛隊の施設…
しかし、こうした盗聴被害は氷山の一角に過ぎないという。
「霞ヶ関は盗聴天国」。
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取材を開始してすぐ(私達は)信じがたい現実に直面した。
受信機に、突然飛び込んできた謎の会話。
盗聴調査12年のエキスパート、TRS代表の酒井賢一氏は、
その正体をこう説明した。

酒井氏
「コードレス電話です。盗聴器ではないです」

それは、近くで使用されているアナログ方式のコードレス電話。
つまり、電話の会話が筒抜けなのだ。
アナログ方式のコードレス電話は
親機と子機の間の電波が、一定の周波数で発信されるため、
受信機の周波数を一度合わせれば、誰でも会話を傍受できるという。
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会話は、次々に飛び込んできた。

「はい、農林水産省設計課です」
「○○係長、お願いします」

続いて…

「国土交通省○○課の○○と申します」
「お世話になっております」

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官公庁の電話だった。アナログ方式のコードレス電話が使われているのだ。
さらに…

「品川335、○の、○○○です」
「わかりました、長官はお一人で?」

ある官庁の長官を乗せる車のナンバーが漏れ聞こえてきた。
果たして、これは偶然なのか?

私たちは試みに、国土交通省のある部署に電話を入れてみた。
もし、記者と職員の会話が受信機から聞こえてきたとしたら、
アナログ方式のコードレス電話が使われていることになる。
この会話を受信機がキャッチした。
つまり、記者と職員の会話がそのまま傍受できる状態なのだ。
国土交通省のあるセクションでは、
アナログ方式のコードレス電話が使われ、
日常的に電波が漏れていることがわかった。
霞ヶ関の官公庁街では、こうした電波が至るところで
飛び交っていると酒井氏は指摘する。

酒井氏
「(アナログ方式コードレス電話は)周波数を合わせることで誰でも聞けてしまいます」
「そういった意味でセキュリティー的にはかなり低い」
「一般家庭でもできるセキュリティーが日本の心臓部である霞ヶ関ではされていない それはどうかと思います」

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私たちは霞ヶ関の官公庁を対象とした緊急のアンケート調査を実施した。
一体、どれほどのアナログ方式コードレス電話が使われているのか?
その結果・・・。
33省庁のうち6省庁がアナログ方式のコードレス電話を使っていると答えた。
しかもそのうち5省庁が「危険性は知っている」と答えながら
アナログ方式を使い続けているのだ。
情報防衛に詳しい元公安調査庁幹部は次のように指摘する。

「日本はスパイ天国だと言われている、簡単に何でも盗れる状況です」
「日常的に、いろんなところで秘密の漏洩、情報の漏洩がある」
「情報を守るという意識の改革が必要だと思います」

この取材後、霞ヶ関の官公庁街では、アナログ方式のコードレス電話の使用は
減ったという。

(※今回の特集の動画はありません)

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