2006年10月25日
満月の夜…ドラッグパーティ潜入 日本人大学生逮捕の瞬間
<10月19日(木)放送>
満月の夜、タイの或る島では、世界中からおよそ1万人の旅行客が集まって行われるパーティーがある。フルムーンパーティー(満月祭)。
島の南端にあるビーチにはオープンエアーのクラブが立ち並び、DJが流す大音量の音楽に合わせて夜通し踊り明かす。入場料はなく、ドリンク代だけで楽しむことが出来るイベントだ。

しかし、そのパーティーはもう一つの顔を持っている。それがドラッグだ。島には旅行客を相手にドラッグを売りさばく売人が大勢いて、バーの店員、レストランの従業員、バイクタクシーの運転手、宿のオーナーなどが、突然ドラッグの売買を持ちかけてくる。あるレストランでは「スペシャルドリンク」という飲み物を販売していた。そのシェイクの原料は幻覚作用のあるマジックマッシュルームだった。

特にパーティー会場では、ドラッグの売買が頻繁に行われていて、取材で接触した売人は、警察を警戒しているのか、トイレの個室での取引を持ちかけてきた。
今回の取材では、日本人旅行客とも出会っており、その旅行客の多くが「ドラッグ目的」だった。日本人旅行客の中には大学に在籍中の学生もいて、彼はレストランで、いとも簡単に大麻を購入し、バンガローに戻ると、慣れた手つきで大麻をまき、吸っていた。

一方、タイの警察当局もこうした状況を野放しにしているわけではなく、内偵捜査を進め、悪質な旅行者については逮捕も辞さない。我々が出会った大学生も、警察当局の内偵捜査線上に浮上し、その後逮捕されることになる。

タイにおいても、日本においても、覚醒剤の売買は、明らかな違法行為だが、それにもまして、依存症などを考えれば、安易な気持ちで手を出すモノではないことは、周知の事実だ。
(※今回の特集の動画はありません。)
